飛行機の中で観た今年の『キング・アーサー』が、ガイ・リッチーはどうかしてしまったんじゃないかと思えるようなつまらん映画だったので、思わずジョン・ブアマンの『エクスカリバー』をDVDで観て復習しようとしたのだが、これもなかなかに奇妙な映画でトマス・マロリーがまとめたアーサー王伝説を最初から読んでみたくなる。
しかしワグナーやカルミナ・ブラーナを中途半端に高鳴らせる割にもう一つ荘厳感の出ない画面ですな。クライマックスで霧の中から騎士たちが現れるのは黒澤の『蜘蛛巣城』をイメージしたのだろうな。https://www.youtube.com/watch?v=y3cXcS49D64