マット・デイモンとアンディ・ラウ(つまり、『ディパーテッド』とリメイク元の『インファナル・アフェア』の関係)の共演が観たくて『グレートウォール』行って来ましたよ。
まー、こういう話ならツイ・ハークに撮らせた方が、という怪獣モノだけど、ツイ・ハークじゃマジになりすぎてハリウッドシステムでは合わんのかもしれない。『妻への家路』の次にこういう映画をチャチャッと撮れちゃうチャン・イーモウの懐の広さの方が本物かも。
ヌンチャクバチでドンドコドコドコ太鼓を叩く軍楽隊と、日本アニメ風の甲冑に身を包んだ女性兵士たちが、銛を持って城壁からバンジージャンプを繰り返しては登ってくる怪物を突き殺すという、パン食い競争のパン状態になる戦法には笑わ背ていただきました。
あと、怪物が城壁に殺到する描写が『ワールドウォーZ』にそっくりだが、原案者が同じマックス・ブルックスだった。君の芸風はこれか。
マット&アンディは意外に精彩なくて、『キングコング 髑髏島の巨神』では「なにしに出たの?」だったジン・ティエンのお人形さん風美貌が印象に残る。チャン・イーモウは彼女でちゃんと主演映画撮ってやった方がいい。