@anoldbear
『ガーディアンズ』を評価してくれる映画好きは少ないので(笑)嬉しいです!昭和特撮っぽさがあって楽しい映画なんですよねぇ
@essiewrenilrebr
『ローマの休日』とキアロスタミ映画を同じ水準で観れるんですよね、淀長は。俺はそこに(いささか映画的に過ぎる見方だとはわかってるんですが)淀長の性的指向が強く関わっているんじゃないかと思っていて、この人は今風に言えばクローゼット・ゲイでしょうけど、何かに仮託してそのことを仄めかすようなことは多かった。
俺がよく覚えているのは自伝かなんかで子供時代を振り返って、劇場で若い男の子のスリが出たと言って騒ぎになったことがあったが私には彼がスリではなく本当は何をしていたのかわかった、と書いているくだりです。淀長はその具体的な意味は説明しないけれども、おそらくハッテンとか男相手の痴漢と言いたかったんだと思います。
時代が時代ですしこの記述からすればかなり幼い頃からゲイを自認していた淀長は現実世界で誰にも自分の内心を打ち明けることも共有することもできなかった。彼にとって映画は自分のありのままの性的願望を何も言わず受け入れてくれる夢のような存在だったんじゃないか…それが映画との身体レベルのコミュニケーションを可能にしてたのかな、と思うんです。
@essiewrenilrebr
それはなんだか恋のような…キアロスタミ映画をそう見る人って淀長ぐらいですよね。大抵の人はたぶん作家主義的に見て、キアロスタミ映画の出演者に惚れるなんてことはないのでは。幸せな人だなぁと思う一方でその映画と現実の間に壁がないような距離感には恐ろしさすら感じますよ。一線を超えた人って感じで。
@essiewrenilrebr 最後の下りで笑ってしまいましたw
キアロスタミは(精神が)ハダカの人が好きっていうのは、淀長さんはハダカの精神を持つ北野映画を早くから非常に高く評価していた人ですから頷ける表現なんですが、風呂に入ってないまで付け加えたらキアロスタミからクレーム来そうですよね。風呂には入ってるのが好きだよ!ってw
独特ですよねやっぱり。淀長さんは自分だけの評価軸と世界観があってそこからブレない。その意味では淀長自身がハダカの人だったのかもしれません。そういう批評をする人、ほとんどいなくなってしまいました。