リンチ版デューンに対するホドロフスキーの評価はネット受けするキャッチーさがあるからミーム化するのはわかるんですけど、たぶんネットであの発言使ってる多くの人がわかってないのが、ホドロフスキーもリンチも共にニューエイジ思想の実践者で、題材に対する親和性という意味ではリンチもホドロフスキーに劣らず高かった、ということなんですよね(デューンはニューエイジ思想の支持者たちのバイブルとして有名な本)
たぶん(ニューエイジ・サイエンスの)トランスパーソナル心理学に基づく心理療法術士として活動するホドロフスキーはリンチが(ニューエイジの代表的宗教実践である)超越瞑想を推進する財団を立ち上げたことぐらい知ってて、その上でああいうことを言ってる。つまり気の合う仲間に対する冗談っていう側面は大きいと思うんですよ、あれは。