『エブエブ』を観て思ったのはこれめちゃくちゃ90年代のロックとかクラブ系アーティストのミュージック・ビデオっぽいなぁっていうことで、クリス・カニンガムとかスパイク・ジョーンズとかミシェル・ゴンドリーがミュージックビデオでやってた映像実験の成果をコンパクトにまとめた映画の観がある。とくにビヨークのミュージックビデオなんかこんなだったよね、ベーグルの女王の衣装とか。
スパイク・ジョーンズもミシェル・ゴンドリーもその後アメリカで映画撮るようになりましたけどアメリカの賞レースにはあんまり絡んでた記憶ないので、二十年以上経ってようやくアカデミー賞がミュージックビデオの映像文法を理解できるようになったのかって思うと感慨深いものがあります。期待したより面白くはなかったんですが。