周りやほかのらSNSで映画の話をする相手がいないので、ここで声を大にして言いたいことなのですが、『赤ちゃん教育』をこの夏に初めて見まして、もうとんでもなく可愛かったですよ! 80年ほど前の映画とは思えないやたらとハイテンポなコメディなのですが、会話や物語も面白いし、とにかくキャサリン・ヘップバーンが可愛すぎます。ちょっと面白い動きをしたあと愛嬌たっぷりのドヤ顔みたいな表情でケイリー・グラントを見上げるあたりとか最高!
哲学者スタンリー・カヴェルの本で紹介されてて、見てみたんですよね。でも思ってたよりだいぶんハイテンションでした。
昔のコメディというと、だいぶんあとの作品ですが『お熱いのがお好き』も好きなんですよね。ウィスキーをこっそり飲んでるマリリンが本当に可愛い。
この二つと、もはかなり最近の映画になるけど『コーヒー&シガレッツ』と『フランシス・ハ』あたりを合わせて、私のなかでの「可愛い白黒映画四天王」みたいにしたいくらい好きです。
ダウン・バイ・ローを見たのですが、初めは何かサスペンス系なのかなと思わせて、途中からはだらっと会話をしたりしてるゆるい映画になるのがとてもいいですね。ジョン・ルーリーとトム・ウェイツのなんとも言えない表情もいいですが、何と言ってもロベルト・ベニーニの可愛さったらないです。
それにしてもこの映画は、会話はゆるいのにどのシーンもすごくかっこいいですね。街に若くない娼婦が立っているシーンとか、下水道のなかとか、ラストの分かれ道とか、最高にかっこよかったです。
↓にも感想を書きました。
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『彼らが本気で編むときは、』をDVDでさっそく見返しました。たまにユーモラスになる演出もいいし、光と影が少し淡く映る透明感のある映像もいいし、小物たちも可愛くて、でもやっぱり改めて出演してる方々の、とりわけ生田斗真さんの演技の素晴らしさに感動します。生田さんはもう、声の出しかた、ちょっとしたところでの目線や顔の伏せかたなど、すごくリアルなんですよね。
映画館では中学生時代のリンコさんが膝を抱えて泣くシーンでこちらも泣き出してしまったのですが、今回はそれより、結婚の話に対して出たマキオくんの言葉、病室のリンコさんの代わりに肩を震わせて泣くトモちゃん、トモちゃんのお母さんから「母でも女でさえない」と言われ黙り込むリンコさんを前にお母さんに食ってかかるトモちゃんと、リンコさんを心から肯定する二人の姿が描かれる場面で泣いてしまいました。
映画だと『ベティブルー』、『お熱いのがお好き』、『エマニエル夫人』、『赤ちゃん教育』、『フランシス・ハ』などが好きです。
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