今日は話題になってた『無限の住人』観た。 個々のストーリーの順序立てた展開よりも、ただひたすらに敵と斬り合う戦いを切株残酷スプラッタで魅せることに重きを置いた娯楽時代劇になっていて、しかし本作の場合はこれで良いわとも思えるくらいの満足感。雑なところも色々あるけど、なんか許せちゃうんだなぁ。
冒頭のモノクロ映像、『十三人の刺客』アップデートの試み、大立ち回り直前に吹き荒ぶ風や同時並行のクライマックスと、三池崇史監督の血まみれな演出力の凄さを思い知る。
万次と鈴の感傷的な場面も顔に寄らずに基本引きの画で撮りきってたり、時代劇映画愛を感じる美意識溢れる映像やシチュエーションといい、個人的にはグッと心を鷲掴みにされました。