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僕はイエス様が嫌い 

東京から雪深い地方のミッション系小学校へ転校してきた由来(ユラ)の目の前に小さなイエス様が現れ、親友が欲しいと願うと叶えてくれたー。

キリスト教徒ではない由来の戸惑いが全体を通して描かれる。祈りが日常的に馴染みのない由来にとって祈ることの意味がわからない。わからないが、そこに慣れ馴染んでいかなければいけない。

物語の後半は親友の和馬の事故死をきっかけに信仰とは何か疑問に思う由来が描かれる。神は与もするが同様に奪いもする。かわりに試練を与え自身の信仰心に問いかける。祈れば叶えてくれた小さなイエスは1番大事な祈りは叶えてくれない。

タイトルから反キリストのように思えるがけっしてそんな事はなく、キリスト教徒ではない子どもが突如宗教というものに触れた時の戸惑いと成長を描いている。

日本人の宗教観が如実に現れているし、なによりスコセッシ監督の「沈黙」と同じテーマでありながら大金かけずにさらりと新人監督が子どもを起用して描いてしまった点が面白い。

個々のセリフも少なくただ静かに流れる時間が心地よい作品だった。

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