ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師鑑賞。 

ボンヘッファー自身が暗殺計画について具体的に何をしたというのがあまりないので、期待していたほどサスペンスフルではない…どころか、思ったよりだいぶ宗教映画だった。なので自分が思ってたような面白さはなかったけれど、ナチス下のキリスト教観は面白かった。政治が宗教を利用し、宗教の形を変える。「十戒が十二戒になってる!」なんて噴飯ものだ。そんなものまともに信仰してる人にとったら正しいわけないし、原理主義?の人たちだって怒るべきな「神と一緒に総統も信仰しよ❤️」みたいなアホなルール、普通まともに取り合うわけない。それなのに、結局それすら、熱狂の前では無力だったんだろうなーというやるせなさ。

女性の休日鑑賞。つづき。 

「女性に敬意を持っているから主婦させてやってる(家に閉じ込めてるとほぼ同義)」みたいな言葉があって、最近難民映画祭の映画を続けて見てたこともあって、国や宗教が違うとはいえ50年経っても全く同じこと言ってる(し、もっと締め付けはキツい)、人類ってどうしようもないな…とも思った。

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女性の休日鑑賞。 

見応えあったー。まず行動自体が面白くて興味深いし、「休日」と名付けた経緯がしょーもないけど(その人にとっては大事なことってあるよね)面白かった。The Day Iceland Stood Stillという原題も気が利いていて素敵。地球が静止するくらい重大なこと。
例えばたった1日でもそういう日があれば、即座に!とかこの世代で!とかは無理だとしても、少なくとも子供の世代の意識って確実に変わるよなー。うちのお父さんホットドッグも作れんのや…ってなる。50年も経てば圧倒的な差だ。"女性が"もそうなんだけど、男性もそれに協力して社会全体が底上げされないと、達成されないことなのだと思う。
見せ方も面白くて、インタビュイーのうちの何人かは実際にガラスの天井を破って夢を叶えた人たちだと(知らなかったので😅)最後にわかって、効果抜群だった。

見えない空の下で鑑賞。
ウクライナ。シェルターとなった地下鉄の駅での暮らし。料理をしたり、医師の診察を受けたり、みんなそれが普通みたいに生活する。ただ、外に出られないし、会話の端々に地雷や爆弾の話が上る。そんなのが"日常化"して良いわけないんだけど、なんだかちょっとSF作品風味まで感じてしまう、不思議で面白い映像だった。

希望と不安のはざまで鑑賞。
話には聞いていたけど、刑務所の映像とか、混乱の最前線が撮影されていてとても面白かった。
独裁政権が倒れたからこその自由に沸き立つ。でもその自由がいつまで続くかって保証はないし、揺り戻しも怖い。アサド政権っていう敵がいたから協力関係にあっただけで、政策的には不満があるみたいな人(過激派ムスリム外国人…フランスだったかな?)なんかも登場している。これからどう転ぶかわからない、まさに希望と不安のはざまにある、今見ておいて良かった映像。

あの海を越えて鑑賞。
基本的に語りだけで進むので、最初、わりと地味だなーと思っていたのだけれど、その語りだけでも感じる衝撃的な光景。本当にたまたまそこに居合わせただけの普通の人たちの行動、大量に並ぶ棺の話、彼らに救われた人との交流。環境音と時折はさまる景色がとても美しいので、そこで発生した悲劇とのギャップが鮮烈。
最後、船の名前の話になった時、私が地味だなーと思っていた序盤の流れが回収されて、ちょっと震えた。

アナザー・プレイス鑑賞。
「難民」と一口に言ってもいろんな境遇の人がいて、家族の面倒をみなければならない人がいる一方、孤独に耐えかねて病む人もいる。当たり前だけど、人間って衣食住だけなんとかなっても生きていけるというものでもないのだなー。新しい地域で何かのコミュニティに所属できることの重要性や、そこに馴染める人・馴染めない人の違い(もちろん受け入れる側の問題も)などにも思いを馳せる。

ハルツーム鑑賞。
もともとの「ハルツームの人たち」の撮影から、不安定になったことによってこの形(逃れた先のスタジオ?での撮影)をとらざるを得なかった?ような作品だけれど、そのためもあってちょっと見たことない、面白い作りだった。5人の登場人物がそれぞれいろんな役割(加害者だったり被害者だったり家族だったり)を演じたりするのって、精神的に結構重い行為な気もするし、語ることによるセラピー的な効果もあるだろうし…と、話の中身も、撮影のされ方も興味深かった。

ラジオ・ダダーブ鑑賞。
難民映画祭の作品。ソマリアといえば内戦で苦しんでいて〜という情報は頭の中にあったんだけど、というか、実際主人公のファルドウサ(難民キャンプ生まれで国籍もパスポートないので難民キャンプから出ることはできない。)含めそれが理由で国を出て、難民としてずっと暮らしている人も描かれてはいるのだけれど、今や旱魃がその原因になっているとは。何より苦しいのは、異常気象の原因となっている技術の恩恵を、今その危機に喘ぐ人々はほとんど受けてなくて、全然責任がないのに被害だけ受けている状況。マジで、私は能天気に暮らしてるなぁ…。たった25分の作品で大変勉強になりました。

カブール・ビューティー鑑賞。 

美容サロンの重要性。女性が楽しくおしゃべりをし、解放される自由な空間。それが描かれてからの、締め付けが徐々に厳しくなる様子。女性は中学以上に進むことが禁止され、公園をぶらつくことも運転免許の取得も禁止、単なる外出すら親族の男性が同伴しないとダメって。同じ時代に生きているのに自分と違いすぎる現状に唖然とするし、自由や権利というものを自分は意識せずに享受しているけれど生まれた場所によってはめちゃくちゃ貴重な物なのだと再認識した。

バーバリアン狂騒曲鑑賞。 

コメディタッチで描かれる、田舎町の難民受け入れにまつわるドタバタ&シリアからフランスの田舎にやってきた難民一家の物語で、面白いし見やすかった。
ウクライナ難民は受け入れたいけどシリア難民はちょっと…みたいなの、どこの国でもあるんだなーというのと、日本も他人事じゃないぞ、と思ったり。今回の難民映画祭で他の作品も見て、生活の意味でも制度の意味でもウクライナ難民の優遇について言及されている作品もあって、そこについてもなかなか考えさせられた。

WEAPONS/ウェポンズ鑑賞。 

意味はわからないけど、勢いがあって大変面白かった。人間ミサイルだからウェポンズ!落書きのWITCHがあながち間違いでもなかったということか。アレックスと先生には幸せになってほしい。それはそうと、先生は断酒中の人に酒飲ませたのは反省しろ。単に私の好みの問題だけど、『ヘレディタリー』とかより好き。
あと、私の大好きな『ジーパーズ・クリーパーズ』のジャスティン・ロングが出ていたので◎(その他の保護者その3くらいの役だけど)

ネタニヤフ調書 汚職と戦争鑑賞。 

本人といい息子といい周りといい、本当にどうしようもねぇな感。戦争・民族浄化をしたがっているのか?と思うし、それがわりと保身のために見える。敵を作って自分の悪事から目を逸らさせようって、ずるいし、嫌な言い方だけど国民がそこに目を向けないなら頭いい方法だなぁ…ってなってしまう。
1人若い女性がインタビューにこたえていて、もちろん実行した人が悪いし怖いのはそれはそうだけどハマスへの批判ではなくてなぜそういう状況になっているかの根っこにあるネタニヤフを批判したり、「完全勝利」の空虚さを指摘したり、彼女の物の見方にちょっと驚いた。

落下の王国鑑賞。 

(昔Blu-rayだかDVDだかをレンタルして見た)これを、大きなスクリーンで観られるとはなんという贅沢!
いたいけな少女を利用しようとしててロイがカスなのはもっともなんだけど、「あなたに生きてほしい」を叶えてくれる物語というのが本当に好きで、少女に語ることによって「生きよう」になるのがとても美味しい。
ここまで切羽詰まってない(?)けど、『プリンセス・ブライド・ストーリー』とかも好きだから結局「物語る」という話が好きなのかもしれない。

プレデター: バッドランド鑑賞。 

髑髏島みたいなもろもろも楽しいし、孤高のプレデターが陽気でおしゃべりな仲間に絆されてファミリーを手に入れるのがとにかく気持ちよかった。景気良い猛獣・アンドロイド破壊アクションが楽しかった。4DXで観たらすごく楽しいだろうと思ったけど、ぺっ!!!ってやられて顔びしょびしょになったらやだなー笑

グランドツアー鑑賞。 

おおう…もっとコメディかと思っていたよ…。
1918年のナレーションとエドワードとモリー周りの設定×現代の映像なんかは変わっていて面白いんだけど、なんかちょっとオシャレ異国情緒感が鼻につかないでもない(これは私がアジア人だからかも)

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