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長安のライチ鑑賞。 

食べる人だけが気づかない、きっと血の味のするライチ。テンポも良くて、主人公の昼行燈ぶりや奥さんの気の強さ等キャラクターも面白いし、嶺南へ向かう時のラップ?曲もかっこいいし、現地での仲間集めやライチ運搬の試行錯誤(とここで生きてくる主人公の細かさ・数字の強さ)と、前半はとにかくアガる要素が多くて面白いんだけど、無計画に無理難題を押し付けてくる上のやつらがカスだな…とうっすら思っていたのが次第に大きくなり、後半はだいぶ色合いが変わってくる。
歴史ものだしそれが迎える末路も知っているから溜飲がさがらないでもないけど、人気取りと立場の確保のためだけに足元で働く民を見ないで発される指令に怒りをおぼえるし、民を見ない為政者って意味では別にこれって「昔の話だから」で片づけられるものでもないよなとも思う。溜飲がさがらないでもないと書いたものの、このライチ騒動がきっかけでもなんでもなくてもともと勝手に腐ってて落ちただけの国でもあるので、やっぱりすっきりはしない。すっきりしなさ=悪い映画ってことではなくて、報われなさとままならなさが良い味わいだった。

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