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泥の河鑑賞。
見てよかったなぁ。子どもたちが無邪気に仲良くなる姿、子どもながらに感じる異質さ。ながらにというか、だからこそというか。「普通の子ども」であるのぶちゃんを通して輪郭がわかる大人たちの暮らし、生きることや死ぬこと。
船で生活する姉弟が自分たちはアウトサイダーで"良くないもの"とされていると感じている、感じさせてしまうのが苦しい。"良くないもの"と決めるのは大人で、それは子どもたちにも伝染する。お姉ちゃんがのぶちゃんのお母さんに見せる礼儀正しさと打ち解けてからの無邪気さが、健気でいじらしくて胸が痛む。
きっちゃんがのぶちゃんにとった行動。知っていてわざと見せたのかもしれない。とても大切な友達、優しい友達。それを、どこまですれば離れていくのか試しているようにも見えて、すごく悲しかった。
子どもたちの様子をしっかり見ていて「子どもの前だ」と粗野な大人をたしなめてくれる人もいる。そうやって彼らを気遣ってくれる人もいたことを、覚えていてほしい…。

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