ロケ地が岐阜、それもめちゃくちゃ知っている地域。フキちゃんは私が通っていた小学校の隣の小学校区の子だ。映画で東京とか出てきても全然わからんけど、今回はめっちゃわかる!というのがまずうれしかった😅
フキちゃんが作文がうまいというのもあって、どこまでが夢か現実か、また想像か現実かが、時々ちょっとわからない。冒頭の作文もそうだし、終盤の船に乗っている?シーンも脈絡がなくて。でも、子ども目線の世界、現実と想像の融合と、昭和の終わりな懐かしい感じと、ときどき現れる驚くほど幻想的な光景が混じりあって、不思議で面白かった。
特に、野外学習?踊りのシーン。炎を見つめるフキちゃんから病院の洗面所にいる父親の映像へと移る。大勢の子供たちとキャンプファイヤーに対して、死を間近にして一人で鏡を見つめる男。生きている人の熱気と、死にゆく人の水音。そこが後半の長良橋から見る鵜飼も同様で、生と死、炎と水の急接近は、橋の上に(おそらくその時間に死を迎えたであろう)お父さんが迎えに来てくれるシーンにも通じていて、大変美しくて好きだ。
#映画 #映画鑑賞 #ルノワール