港に灯がともる鑑賞。続き。
その灯が「長田に行ってみたらおばあちゃんのことを思い出した」と、父親と話せるようになっている。電話での距離とはいえ。父親は「今までさんざん言ってきたじゃないか」というけれど、自分の経験によって、自分の人生に関係があると思って初めてその話が灯にとって意味を持つ。そこが良いなぁと思ったし、同時に意志の疎通?教育?がうまくいってない。
家族という閉じた場所にいて何度も何度も聞く話より、外に出て仕事として出向いた先で出会う人・生活を通して知ること、社会に出ることで経験と実感が結び付く。外の人と繋がって生きることが、ルーツを含め自分自身や家族をより知ることに繋がっているし、彼女の精神面にも反映されているのかなぁと思った。外を向くことで自分を知るのが、何もかもわからなくなって身動きが取れないみたいな精神状態からの脱出になったのかなと。