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TITANE/チタン鑑賞。
アレクシアが産んだのは、大きくなりすぎて抱えきれなくなった罪悪感かなぁと思う。"良心"に咎められるのとかもそのままアレクシアの良心が傷んでいるのかな、お腹もどんどん大きくなるし…と受け取ったのだけれど、それだと陳腐すぎるか?
人間とは心を通わせられないアレクシア。狂気的な執着で結果的にアレクシアの全てをそのまま受け入れる消防隊長。心を許した人のために産み落とし、生まれなおす。自分の為にしか生きていなかった/生きられなかったアレクシアが、息子のためにしか生きられない男へ、人間として?たった一つだけできたこと。
マッチョな世界で生きる老いに抗う男性、アレクシアが性別まで偽ること、父親との確執?とか、意味があるのだろうとは思うけどまだよく飲み込めてない。
『クラッシュ』を思い出したりもしたが、趣旨が違う気もする。必要以上に(と私が勝手に感じてしまう)痛い描写が多くて、それなのに変に強烈な愛情深さ?家族愛?を感じてしまうところに『RAW~少女のめざめ~』と似た感触がすると思ったら、監督が一緒だった。

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