士官候補生鑑賞。なんか、がっつり幽霊とか?も出てくるホラーでびっくりした。
思春期の少年が軍隊学校でいじめにあって〜なホラーというより、彼を育てる母親が息子の変化についていけなくなる方向で、そこに「女のおまえにはわからない世界」との嘲笑や打ち解けられる相手のいない環境なんかが加わって心のバランスを崩していくみたいな話で面白かった。幽霊とかの要素はあるんだけど、なんとなく催眠っぽいなーとも思った。
Q&Aで「アメリカの映画だったらハッピーエンド方向の終わりにすると思ったのだが…」という話が出ていたけど、むしろ私が産んだモンスターだから私が(諸共)責任を取るというのは、アメリカ映画でもよくあったような感じがするし、ちょっと古いかなーと思う。
いろんなホラー映画を参考にしたというような話も聞けた。日本の映画をいろいろ(怪談・鬼婆・夢)挙げていらっしゃった。個人的には、ホラー演出としてはには『永遠の子どもたち』に似た印象を受けたし、内容的には『少年は残酷な弓を射る』と『フルメタルジャケット』を想起した。
#映画 #映画鑑賞 #士官候補生