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10セカンズ鑑賞。東京国際映画祭にて。我が子の退学をめぐって、母vsカウンセラー。 

あらすじを観た印象と全然違う😳なんか勝手に、苦労人のご家庭の優秀な子が名門校を退学になってお母さんが頑張るみたいな話かと思ってた私が悪いんだけど😅むしろ金持ちマダムvsカウンセラーの主導権争い。全身ばっちりブランドもので身を固めたお母さん。チェスボードのような床。ドアの前に毅然と立つカウンセラー。そういうものがいちいち緊迫感を高めてくれて、面白かった。
少しずつ手札を出して相手を削っていく。自信の揺らぎが、画面のぼやけ具合や回転でヒシヒシと感じられて、ただの話し合いなのにとてもスリリング。あのお母さんの、普段の貼りつけたような笑顔もさることながら、孤独や階級?につけこんだり、他人の弱みを見つけたりする時の肉食獣のような残忍な笑顔が大変素敵。それがあるのでよけいに、終始落ち着いて迎え撃つカウンセラーの態度も良く見えた。

10セカンズ観賞。続き。 

なんか勝手な思い込みといえば、オズギュルのことをなぜか男の子だと思い込んでいたんだけど、女の子だとわかって(ストーリー的には生徒に手を出すとかダメなことはダメだし)だからどうってことはないんだけど、なんというか、ステージに上がっているのが女性だけということで、よりテンションが強まったような気がする。
最後、何がそんなに先生をキレさせたのかちょっとぼーっとしちゃって覚えてないんだけど、それはともかく、本来みんながオズギュルのことを考えねばならないはずなのに最終的にオズギュルそっちのけじゃん…っていうのもあって、そこだけちょっと弱い感じはした(あるいは私の読み取り不足)けど、全体的には満足だった。

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