12日の殺人鑑賞。
一瞬前まで楽しそうだった女の子が、バシャリと液体をかけられて、え?何?と思った瞬間に灯るライターの火に、息を呑んだ。夜の画面の端が明るくなって…映し方怖いんだよ。映し方も怖いけど、事実そのものも怖い。あんな殺され方をしていい人なんていない。彼らが語る彼女がどんな人間だったとしても。
男と女の溝…男性ばかりの容疑者を、男性ばかりの捜査官たちが調べる…言われてみればそうだわ!というのを後半に出てくる人たちが言ってくれるのが面白い。
未解決事件についての話なのでスッキリはないけれども、ずっと同じところを何度も何度も厳しい顔つきで周り続けたヨアンが、青空の下を自転車で走るという終わり方は、"停滞"や"閉塞"ではない空気が感じられて良かった。
良かったといいつつ、淡々と進むため、実は前半の捜査のあたりでちょっと(だいぶ?)ウトウトしちゃった…。
#映画 #映画鑑賞 #12日の殺人