コール・ジェーン-女性たちの秘密の電話-鑑賞。特別何かに追いかけられるとかいうこともないのに変な言い方だけど、手に汗握って妙なスリルを感じながら見た。
ジョイの施術のシーンはもちろんヒヤヒヤしたし、それ以外でも、もしたった一人でも術中にあるいは術後に何かあったら、それだけで全員の人生が終わるかもしれないし、実際に摘発されてもいる。ただメインはそんな話でも絵面でもない。それなのにずっとそれでハラハラした。私が勝手に緊張してただけなんだけど、そのスリルも魅力だった。
違法だとしてもやらなくちゃいけないこと、やらずにはいられなかったこと。ジョイの体の話を、男たちの誰一人ジョイをまともに見ないで決めていく世界だから。あの描写、すごくゾッとしたし、嫌さが効いていた。ジョイ自身が、ジェーンというグループを通して女性の体について学び直し…あるいは初めてきちんと学んだのかも?まぁとにかく、"ただの主婦"に押し込められたクレバーな自分を発見していく。
#映画 #映画鑑賞 #コールジェーン
コール・ジェーン鑑賞。続き。
ジョイが仕事として最初に会った女性が最初の施術相手というのとか、パンプキンパイ量産とか、真面目なテーマだけど見せ方も面白かった。
体を救ってくれる人の必要性と同時に、心細くて伸ばした手を握ってくれる人の必要性、また救い手を育てる必要についても感じる、強い物語だった。