ボーはおそれている鑑賞。
『ミッドサマー』は予想外のことが何一つ起こらなかったのだけれど、こちらは予想外の画しか出てこない独特さ。どこなの?何なの?いつなの?ずっと悪夢みたいな話。ずっと悪夢なのであればそれはきっと胎児の見る悪夢だ。何かにつけて彼につきまとう"水"のイメージに顕著で。最後に入っていく洞窟も胎内なのだろう。「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかっておそろしいのか」は『ドグラ・マグラ』だけれど、母親の心がわかっておそろしかったら、生まれる前に死ぬほかないのだろうなぁ…という話だと私は思った。別にそれが中年男性である必要はないので、全然考え違いってことならそれでいい。っていうか、本当に、意味が、わかってない!まぁ、他にも胎児の夢だと思った理由があって、圧倒的に母と息子の物語だということ。あの屋根裏のあれとか、最悪な言い方だけど、生まれるまでは父親の存在ってソレでしかないし…とかね。最悪だ。絵面も最悪だけど自分の発想も最悪だ。
#映画 #映画鑑賞 #ボーはおそれている
ヘレディタリーのタイトル書き間違えてるわw面倒だから書き直してないです、ごめん。