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春画先生鑑賞。 

おおらかだけどなんだか奇妙な話。セックスにしてもわりとずっとおかしみがあって、あぁ春画ってこういうことか、みたいな。…そうか?
最初は面白かったけど、弓子、自分で自由と言うほどには自由じゃないのでは?という気もする。解放された!と言うのならそうなのかなぁ。性愛と恋愛が別れているのは良いと思う、私は。でも「君がいないと生きていけない!」で口説き落として、先生が自分に都合の良い奴隷兼ミューズを手に入れたように少しでも見えるなら、映画としては負けだと思う。
と考える一方で、回転寿司ならぬ回転春画や額スマホセックス📱なんかのちょっと他に見ないシュールで間抜けな光景によって、これがこの映画のリアルならばまぁ納得のいく結末なのではないか、とは思う。また、私は映画で女の人の怒る顔がすきなので、弓子が目を見開いてキッと怒る表情や声がやっぱり良くて、しかもそれを先生が「君のその顔は大変良いから誰にでも見せるものではない」というようなことを言うのはとても好きだ。怒り顔ではないのだが、顔半分隠してても今嫌な顔で笑った!ってわかる一葉…安達祐実も好き。

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