ただ、そのまともに取りあってもらえない人の「頑張り」の部分がそんなにはしっかり描かれてなくてヌルッとここに違いない→発見に至っているので(それはドキュメンタリー作品に任せろよ、とも思うが)余計に「感情と勘に任せた結果」に見えてしまうのは、ちょっと不満。描き方としては面白いけど「妄想の産物」に見えてしまうのも気の毒。それこそ彼女の成果を過小評価しているようにも見えて。それと単純に大学の連中がムカつくw
たまたまなんだけど、数ヶ月前に「時の娘」を読んだばかりなので、リチャード3世やリカーディアンについてもだいぶクリアに見えたのが良かったかな。「時の娘」自体も70年くらい前の作品で、そもそもそれよりずっと前からリチャード3世擁護論はあったみたいなのに、2012年の発見(及び2018年の"簒奪者"取り消し)までにすごーく時間がかかってるんだなぁ…。