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もう一つ、オフィス北野の映画のかかわり、中国の映画監督ジャ・ジャンクー監督のほとんどがオフィス北野の関わりが強い。
まあ、なんとかなるだろうけどね。

昨今話題になっているオフィス北野のお家騒動は映画界にも飛び火の可能性大。
なぜなら、毎年11月下旬に開催されている「東京フィルメックス映画祭」の理事長がオフィス北野社長の森昌行氏なんだよね。
つまり、北野武監督映画やその他オフィス北野製作映画だけでなく、意外なところに影響が及ぶ。

『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』 

最近の劇場版仮面ライダー映画の中でも一番クオリティが高かった。
人工生命体アマゾン、政府、政府の下の実動部隊、謎の孤児施設、製薬会社らのスクランブルの特撮アクションドラマは見応え十分。
“生きる”、“食”、人工生命体/人間同士の同族の戦いなどいろんなテーマを持ち、これまでの仮面ライダーシリーズにはない異色のドラマ。

故に従来の仮面ライダーファンや特撮ファンには馴染みが薄いタイプの敵対関係/人物相関なので、こうした方々には「これじゃない」感が付きまといそうだが、それを押しきって作った「仮面ライダーアマゾン」のリブートとしてはもっとも異端の仮面ライダーながら冒険に満ちた意欲作。

東映の大人たちが作りたかった大人のドラマのアマゾンロワイヤル。4D作品で、意外と音も拘りがある。意外な掘り出し物だった。

『レッド・スパロー』 

スパロー養成学校の校長に『愛の嵐』のシャーロット・ランプリング。うーん、この役、ナチスに犯されたシャーロット・ランプリングじゃなくて、『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーブ……と言いたいがそうはいかないか。

『レッド・スパロー』 

ジェニファー・ローレンスに峰不二子は無理だった。

いや、見せ方によっては『あの胸にもういちど』のマリアンヌ・フェイスフルより美人なはずだが、劣ってる。演出不足。

『レッド・スパロー』 

ラシアンバレリーナからのロシア情報局のくノ一殺法女スパイを使ってのアメリカの犬(モグラと言ってたが)暴きの米ソ股にかけたスパイ戦。
大枠のストーリーの流れもなんとか破綻するギリギリな線で、演出、キャスティング、ストーリーの要に大穴が目立つ。

まず、要は男を誘惑してなんぼのドミニカにエロさがまるでない。ドミニカの元のキャラが母を介護する清楚なバレリーナという純真系の女性の時点でかなり厳しいが、そこからドミニカの奥底に眠る性欲や痴情を呼び起こさなきゃいけないが、シャーロット・ランプリングの養成講座だけではそこまでに至ったとは見えない。又、そうでなくともカメラワークを使ったり服装などでいくらでもエロく見せられるはずだが、そういう演出は皆無。つまり、ビッチ描写がまるでない。

ストーリーの要であるモグラの正体も後半に唐突なくいきなりドミニカの前に現れる芋脚本。
相手(男性)の心理を突いた行動も単に股間を握るだけの脳筋アイデアに知性がまるで感じられない。

アクション控えめの心理戦系のエロい女スパイをやろうとしたが、何もかもがぬるい。

『バタフライ・エフェクト』はレンタルDVDに公式と二つの未公開エンディングの他に真のアナザー・エンディングがある。多分、一番バッドエンド。
それもありなんだけど、ある意味一番出来が悪い『バタフライ・エフェクト』のエンディングかも。

じょ~い@えいがどん さんがブースト

タイムスリップものとしてあまた映画がありますが、原則として過去は自分に都合良く変えられないという一点はどの話にも共通に感じます。それを痛烈に考えさせられる作品がバタフライエフェクトなんですが。これって3作くらい違う話であるんですね。二作目がレンタルでは見つからないよ。

『パシフィック・リム アップライジング』は妙に中国推しな映画なんだけど、これって製作元のレジェンダリー・ピクチャーズが中国の大連万達グループに買収されたのがモロに影響でた結果なんだよね。
だから、上海とか北京じゃなくて、東京がメチャクチャに破壊されることを考えるとちょっとは『パシフィック・リム アップライジング』を誉められる要素になる。

やっぱり『パシフィック・リム』は神映画過ぎて、普通の特撮映画だった『パシフィック・リム アップライジング』は人間クラスだったよ

あれかな、パシリム2の公開に併せてパシリム1も再上映しないかな……

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』 

要はリュック・ベッソンによるスペース・オデュッセイ、スペース・オペラ。各惑星のシーンというか異星人との関わりは『スター・ウォーズ』シリーズのそれに近く、そのパートが次々と続く。
なので好き嫌いがかなりわかれるかな。
個人的には『スター・ウォーズ』、『スター・トレック』と比べるととストーリー展開とアクションが弱かった印象。
それでも悪い意味でぶっ飛んでた『ルーシー』に比べればかなりマシだし、まあまあだった『アデル』よりはしっかりはしてる。

『パシフィック・リム アップライジング』 

前作『パシフィック・リム』で色々やっちゃった中での続編はやはり難しい。
前作で長官だったペントコストの息子を中心にしての次世代の『パシフィック・リム』ストーリーだが、ジョン・ボイエガ演じるジェイク・ペントコストの後ろ向きなキャラのせいで中盤まで歯切れが悪い。
他、無人機イェーガーを奨める中国企業やキャラ立ち弱い新キャラなどどれひとつとっても貧弱なエピソード。

前作がいきなりメインテーマ曲をバックに出し惜しみなくロボット対怪獣をやったのに対し、本作はふにゃふにゃした音楽に中盤になりようやく出てくるロボット怪獣バトル。
前作ほど日本の特撮やロボットアニメへのリスペクトも薄く、超傑作の前作からするとどうしても厳しく見える。
後半のロボット対怪獣が頑張れたのでよしとしないといけないかな……

あ、ジュマンジは珍しく先行上映ありか。こりゃいいね。

29日からグランドオープンのTOHOシネマズ日比谷だけど、『ヴァレリアン』のIMAX3Dのみ今日からやってるみたいね。だから、明日見ることにした。

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』、山田洋次がつねづね語る「喜劇は泣きながら作る」を地でいく喜劇、家族・家庭の悲喜こもごも。
これぞ日本映画。

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』 

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』、家族と夫婦にとことん向き合った安定の山田洋次監督最新作だった!
ベースは小津安二郎の後期の家族ドラマ映画で、これに成瀬の『めし』や小津の『お茶漬けの味』のテイストをふんだんにまぶした重厚な家族劇。

後期小津映画同様、中流の家族を徹底的に描いており、悪く言えば古くさいが、日本の家族ドラマ映画の伝統の味を存分に楽しめる。
バナナやスーパームーンや夕立、鰻といった小道具の使い方も巧妙。

山田洋次という大ベテランの匠を堪能出来る。マエストロの映画だ。

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