『移動都市 モータル・エンジン』
移動都市というのが最初ピンと来なかったが、『ハウルの動く城』の城を山みたいな文明都市+戦車(というか山車?)みたいになり、小さい都市を吸収……というか都市+山車が襲ってきて、これとレジスタンス軍との戦い。
襲って来る移動都市は「悪魔くん」に出てきた家獣のさらに超巨大版だけど、こればかりは見ないと感覚的に分かりにくいかも。
決戦の図は『マッドマックス 怒りのデスロード』の濃い部分を抑えた移動戦と、終盤の巨大移動都市の攻防は戦闘機対巨大戦艦みたいなバトル。
移動都市と反移動都市/吸収・襲われる小都市に富裕層・貧困層とわかれ、その感覚は『メトロポリス』や『エリジウム』に通じるものがある。
その中で主人公の少女ヘスターが移動都市ロンドンの指導者ヴァレンタインへの復讐劇やアンドロイドとの親子のエピソード、ヴァレンタインの父娘のエピソード、そして反移動都市軍の男勝りなアジア系の女性リーダーの魅力など見所が色々あるが、若干散らかり気味。
個人的には複数回見てすっきりするタイプの映画かな。