『ホース・ソルジャー』
『マイティ・ソー』のクリス・ヘムワース主演の実話ベースの戦争映画。
12人編成の特殊部隊がタリバンに支配されたアフガニスタンの街を奪回するために、反タリバンの現地部隊と合流して、空爆と騎馬戦でタリバンを撃つ。
5万対12の戦いが売りにはなっているが、実際には現地部隊と合流しているから50~100人はいたんじゃないかな? それに何度か空爆もしてるから『ラスト・サムライ』や『ローン・レンジャー』からするとあんまり少数精鋭感がない。
現地民との合流と奪われた街の奪回と言うと『アラビアのロレンス』を匂わせるが、ちょっと匂っただけ。馬を使った対戦車や砲撃部隊の戦いはちょっと新鮮というぐらいで、あとはストレートな戦争バトルもの。
壁を挟んでの攻防にちょっぴり『ザ・ウォール』らしさはあったかな。
ただ、空爆のシーンにはいささか複雑な思いがあったね。シリア空爆から間もないだけに。タリバンに大打撃を与えた英雄、少数部隊の映画ね。プロパガンダと見ればいくらでも出来るが、それも強くはない。
『ネイビー・シールズ』の陸軍版とも言えるかな。