『火花』、ちょっとまとめた
2001年から十数年に渡る「スパークス」の徳永と「あほんだら」の神谷のお笑いに掛けた青春を描いた作品。
大部分を吉祥寺を中心とした話で、個人的にほぼ同時期に吉祥寺界隈のクラブを出入りしていたので、ちょっとは懐かしくもある。
が、各エピソードともほとんど寸止めで、明らかに演出不足。原作の芯となる所の映像化に精一杯。パワー不足は否めない。
菅田将暉と桐谷健太ではちょっとかっこ良すぎる。あれだけかっこ良かったら成功しちゃう。興行的なキャスティングなんだろうが、それこそなぜ吉本の若手を使わなかったのか? 明らかにキャスティングミスである。
リリー・フランキーの「東京タワー」の時もそうだが、変にキラキラしていて面白い原作を台無しにしている。