『リチャード・ジュエル』、イーストウッド節健在で方向性的には『15時17分、パリ行き』だが終盤盛り上がりタイプの『15時~』と比べるとやや逆で終盤がやや地味な印象。
『ハドソン川の奇跡』ほどではないが有罪/無罪立証型でその結果は「ほくそ笑見み型」の『ハドソン川~』よりかは確かなものが得られる。
美魔女のキャシーの危なっかしさも見所だがこちらはさすがにちょっと弱い。色仕掛けと2001年以前の90年代の地方紙/全米テレビメディアのメディアリテラシーを欲も悪くも見られる。
アメリカの「世界貿易センタービル爆破事」と「オクラホマ連邦政府ビル爆破事件」など2001年以前の90年代のテロリズム社会も良く出た社会派作品。