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『ダンボ』 

ディズニーの「ダンボ」を題材にしてもリアリズムかつシニカルなユーモアを入れらる辺り「流石、ティム・バートン」と唸らざるを得ないティム・バートン流「ダンボ」だった。

基のディズニーのアニメ「ダンボ」の骨格を最小限残し、周りの肉付きになるサーカスの世界観、ショウビズ、遊園地の世界観をリアリズムにちょっとダークネスに見せた。

『ビッグ・フィッシュ』でもサーカス小屋のようなシーンはあったが客側の視点で、今回は『グレーテスト・ショーマン』的な虐げられた、というか世の中のはみ出し者が集まるような移動サーカス団の世界観で「ダンボ」を描いた。
この1919年という時代設定もばっちり。インフルエンザ(おそらくスペイン風邪)で母親を亡くすとか、第一次世界大戦の負傷で隻腕になる父親、移動サーカス団を買い取り中央制御搭で機械監視をする遊園地の登場など、このちょうど100年前の世界観がディズニーの「ダンボ」に驚くほどハマる。
マイケル・キートン演じる興行師ヴァンデヴァーと機械監視の遊園地もお見事でディズニーランドの揶揄とも受け、終盤の様子はシニカルさの真骨頂だった!

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