『女王陛下のお気に入り』4回目②
この映画、
女性>男性のフェミニズム的な価値観も見える映画である。
アビゲイルとマチャムのやり取りがまさしく顕著に現れている。森のシーンでアビゲイルがおふざけで襲って来るマチャムにビンタや膝蹴りを食らわせるシーンはなんともコミカル。
アン女王&レディ・モルハーラと政治家ハーリーの好戦か講話かの話し合いもどこかアン&モルハーラが上位の話し合いというのも女性/男性社会、フェミニズム的なものが見え隠れする。
色々な角度で見応えがあるが、
一番は落ちぶれたアビゲイル・ヒルが“レディ”の称号に返り咲く成り上がりの展開だよね。まるで『バリー・リンドン』のレドモンド・バリーがバリー・リンドンに成り上がる展開を彷彿させるよね。
ホント、
『バリー・リンドン』や『アマデウス』に匹敵する中世ヨーロッパの映画だね。
『恋に落ちたシェークスピア』や『マリー・アントワネット』、『エリザベス』2部作が好きな人にも見て欲しいね。