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『ブラック・クランズマン』2回目② 

それでも、黒人の立ち位置で描いたブラック・アメリカンの映画としてはお見事。
アカデミー賞の作品賞を獲った『グリーンブック』だけでなく、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『運び屋』を並べるとアメリカの本音が伺えなくもない。
『國民の創世』を見て熱狂する白人たちの様子は『ジャーヘッド』で新米米兵を意気高揚させるために『地獄の黙示録』の「ワルキューレの騎行」がかかる爆撃シーンを見せるシーンに似たものがある。
表向きは「人種差別良くない」と言いながらも陰ではお互いにバカにしあって、憎悪にまみれているアメリカを映した映画としては『グリーンブック』より遥かにパワーを感じる作品。
だけど、日本人、いや英語圏以外の人は黒人英語の面白さがやはり分かりにくい。

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