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『サンセット』初見② 

1913年のオーストリア=ハンガリー帝国の風景が秀逸。ごみごみした街中、レイター帽子店周りの優雅さ。そしてレイター帽子店主宰のパーティーにおけるシーンにルノアールの絵画を思わせる。
その輝かしいオーストリア=ハンガリー帝国が、徐々に暴動が増え、不穏が支配していく。その不穏さはミヒャエル・ハネケの『白いリボン』にも通じる時代の空気で、そこを楽しむ作品でもある。
また、その時代の空気を寄りのカメラで味わうという意味では中身は違うが前作の『サウルの息子』に通じるものがある。

明日もう一度見ようかな。

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