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『ノーザン・ソウル』公開中② 

序盤の主人公ジョンのイケてない、いじめられッ子描写はエグさはなくとも生々しい。
その掴みからジョン少年が友人マットの指南の元で徐々にカッコよくなる姿がなんとも心地よい。
そこで当時流行ったブルース・リーをもなぜか被せる辺りも時代を感じる。

序盤から最後まで一環して黒人看護師アンジェラへの憧れ、ボーイ・ミーツ・ガール、クラブシーンを通してのプラトニックな恋愛も秀逸。そこで友人マットの援護なのか邪魔なのかわからない動きもクラブでのあるあるで微笑ましい。

これにやや近い映画にフランス映画の『好きと言えるまでの恋愛猶予』があるが、この映画に『トレインスポッティング』のヤバさと『ハイ・フィディリティ』のようなレコキチぶりを混ぜ、思いっきりDJ目線にしたのがこれになる。

スティーブ・クーガン以外有名なキャストがなくノースターの映画としても『ナック』や『さらば青春の光』の系譜を引き継ぐ傑作である!

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