『ROMA/ローマ』②
古くはブニュエル、最近ならイニャリトゥなどでそれなりにメキシコ映画は見たし、『ダック・シーズン』、『ルドandクルシ』、『太陽のかけら』などでメキシコの人たちの生活というのも見てはいたが、
『ROMA/ローマ』で描かれているメキシコシティ近郊のコロニア・ローマの生活の風景、生活臭が生々しい映画で、そういうのを楽しむ映画である。
テレビに映る怪しげな怪力男や映画館の映画、路上の物売り、そして飲食店ではやっぱりタコス、ブルジョアの家の広さ、廊下の犬の糞、それを洗った後の水浸しの廊下など大画面でメキシコを味わう映画である。
アカデミー賞における撮影賞と監督に納得である。