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『ラ・ヨローナ ~泣く女~』5月10日(金)公開 

『SAW』、『インシディアス』、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンのプロデュース。
これが無茶苦茶怖い。
怖いシーンのわんこそば状態。

17世紀半ばにメキシコで起きた惨劇が70年代のロサンゼルスで再現されてしまう。

「ラ・ヨローナ」はスペイン語で「泣く女」を意味するらしく、呪われた相手は昼夜問わずこの女悪霊に襲われる。

とにかく怖いものを見せるツボを心得ており、カメラアングル、小道具、SE、音響をフル活用し、一瞬の静寂の後、確実な恐怖が襲ってくる。この静寂、一瞬の間合いが絶妙で、見る側も身構えて恐怖を体験出来る。

この映画の素晴らしさはラ・ヨローナのメキシコの民俗学みたいな所から引っ張り、後半はその対抗として胡散臭げな呪術を用いる。そこは『エクソシスト』的なクラシカルさと、メキシカンテイストが見事に決まっている。

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