『アリータ:バトル・エンジェル』(初見)③
アリータ以外のサブキャラが光る。
アリータを蘇らせたサイバー医師イドに『イングロリアス・バスターズ』や『ジャンゴ』のオスカー俳優クリストフ・ヴァルツ。今回は悪役ではないからか、いつものようなアクの強さはないが、存在感は抜群。
イドの前妻のチレンにはジェニファー・コネリー。もう50近くになるのに相変わらず綺麗。
モーターボールの支配者ベクターには『ムーンライト』や『グリーンブック』で存在感抜群の黒人俳優マハーシャラ・アリ。今回はやや悪役よりの役だけど意外にもハマっていた。
巨大なサイボーグのグリュシカ役の人、『がんばれ!ベアーズ』の悪ガキで、『リトル・チルドレン』やリメイク版『エルム街の悪夢』のフレディ役のジャッキー・アール・ヘイリーでなかなか良い悪役っぷりだった。
グリュシカ以外の目立つキャラはだいたい生身の人間役に配置されていて、サイボーグと生身の人間の違いや逆にサイボーグが人間とボーダレスな辺りも見せるのがこの映画の見せ所でもある。
『ブレード・ランナー』の雰囲気のようで『スター・ウォーズ』の市場のような町並みも独特。