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昨日、ジョン・グレンのドキュメンタリ「アメリカン・ヒーロー」はつまらないし、グレンがモデルのキャラクターをロバート・デュヴァルが演じた『ディープ・インパクト』は面白くないみたいなことを書いたのだが、それで終わるのはなんとなく勿体無いのでつなげて観る。デュヴァルの老パイロットがグレンと違うのは長年連れ添った妻がすでに他界していることだった。彗星に突撃する直前、デュヴァルは亡き妻に言う。「愛しているよ、君のことを考えない日はなかった」そして彼はアメリカン・ヒーローとなり、モーガン・フリーマンの大統領が追悼するのだが、その後に「アメリカン・ヒーロー」の最後、宇宙から帰還したグレンの祝賀パレードを見ると、まるであちらの世界で祝福されているように見える。傍らにはもちろん彼の妻がいて、最高に幸せそうだ。『ディープ・インパクト』の脚本家は『ゴースト』のブルース・ジョエル・ルービンで、彼が言いたかったのは、つまるところそういうことだと思う。本物のグレンは16年の2月に鬼籍に入ったが、奥様はご健在で今年で97歳になったそうです。

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