自分は『ペットサウンズ』のTシャツを着て次男に『サージェント・ペパーズ』のTシャツを着せて遠足に向かう妻に、分かってやっているのか?と思ったら観たくなったので『ラブ&マーシー』(15)。後妻のモデルが落ちぶれて車売っていた頃に知り合ったとかはじめて知ったんだが時は85年でその頃のキューザックといえば『シュア・シング』でダフネ・ズニーガとヒッチハイクしながらカリフォリニアに向かっていた。『シュア・シング』みたいな映画ばかり観ていたあの頃、アダム・サンドラーが泣きながら歌っただけで彼のキャリアのベスト5に『50回目のファースト・キス』(04)が食い込むほど青春時代を慰めてくれた「素敵じゃないか」は『ペットサウンズ』のA面1曲目。『ペットサウンズ』に衝撃を受けたポール・マッカートニーは『サージェント・ペパーズ』制作を急ぎ…とかいろいろ脳内が複雑になって気が付けば泣いているというシロモノなのだ、これは。うわーん!