ガンジスに還る
近年踊らないインド映画に当たりが多いので気になって作品です。
監督は撮影当時24歳だったそうで!この枯れ具合が凄いですね。(褒めてます)
インドの紀行文や旅の番組を見ていると、必ずと行っていいほど、ガンジス・死のイメージが挟み込まれていてお約束な感じもしますが、映画の題材として真っ正面から死を扱ったインド映画は珍しいのでは思いました。
バラナシのホスピス(解脱の家)に向かうまでのロード・ムービーなのかと思ってたんですが、中身は違いました。バラナシ到着後の解脱の家で死を迎える準備ををしている人々とそれを取り巻く人達が中心に描かれてました。
宗教や人種によって死生観は様々ですが、生きている人が皆いつかは経験する事ですので、その辺の違いは超えて、鑑賞の目に耐えられる作品になってた思います。
これ、ソコソコの年代の親や祖父母と一緒に見に行ったら色々考えてしまいそうです。