判決、ふたつの希望
法廷劇としてとても見応えがありました。
人種・宗教・社会的地位など、どこからどこまでも、対照的な2者をうまく混乱させずに描いていた手腕は鮮やかでした。
但し、アラブの民は熱い。というのが前提で見ていないと、温厚日本人から見ると何でそんな事で、怒るの??って思ってしまいそうです。
一番冷静でフェアな見解を示していたのは、両家族の女性達だったように思いました。
また、アラブ側も、アンチ・イスラエル一色で、固まっている訳では無い。という事がよく分かりました。
レバノンが置かれている、アラブ諸国でもちょっと特殊な状況(国民の3割程がキリスト教徒)が分からないと、理解が追いつかない部分があるかも。
これから見る人で、レバノン内戦について知らない人は、軽くwikiってから見ることをお勧めします。