ラブレス
ズビィニャンスクの作品は3本目の鑑賞ですが、これが今の所一番気に入りました。作品を追うごとに、人心の殺伐とした加減が増している気がしますが、共感とかではなくて、主要人物達の描写が、自分の中では腑に落ちる。という表現がしっくりとくる作品でした。
毒親や超自己中な主要な登場人物達の中で、中盤に起こるある事件に手を貸すボランティア達が一番まともな人達でした。
この人達の目線が多分主要な観客と同じ目線なんだと思います。
壊れた家庭の夫婦両当事者は、客観的に見たら屑なんだろうと思いますが、私は見ていてありだなこの対応。というか、行動パターンにふむふむとちょっと納得してしまいました。
無条件に注がれる子供への愛。みたいな描写に常々違和感を感じていたからかもしれませんが…