パターソン
ジャームッシュの作品って、特にストーリーが無くても登場人物達が、話してるのを見てるだけでも絵になるけど、この作品もその系譜でした。
無駄を配した構成で淡々と主人公の日常を見せる所は、とても良かった。
但し、永瀬正敏登場のパートは特に無くても良かったのではと感じてしまった。
セットや登場人物達の衣装なんかも雰囲気があって、そこは流石ジャームッシュという感じがしました。デジタルガジェットを登場させなかった点は作品の雰囲気を保つのに好印象でした。
見ていてふっと思い出した作品が2本ありました。
8mileとスモークです。
8mileでは、エミネムがバスの中で、紙に詩を書きつけていた場面。
スモークで、H・カイテルがアルバムを見せながら独白するシーンとか思い出しました。
また、21世紀からの助言は、コピーは別に用意しましょうという所でしょうか。