『ノー・エスケープ 自由への国境』について
一番恐ろしかったシーンは、夜に襲撃者サムが焚き火を前にして「どうしてこんなことになってしまったんだ・・・。」と呟きながら泣いているところ。きっと、彼は不法移民がアメリカにやってくることが本当に国に害を及ぼすと思っていて、純粋な正義感で不法移民を銃殺しているのだろうなと。実際には多くの移民は仕事や安心できる生活環境を求めて来るだけなのに。
物語上は明示的にはポリティカルな事には言及していないけれど、このシーンの事とアメリカとメキシコを巡る現在の政治情勢を重ね合わせてしまいました。