『夜明け告げるルーのうた』鑑賞から一日経っていろいろと思うところをつらつらと。ネタバレなしのつもりですが、予備知識入れたくない人は見ないでね
ヒロインが人魚の少女ということで、プロットだけ見るとどうしても『崖の上のポニョ』を想起せざるを得ないが、実は『となりのトトロ』の方が近いような気がしている。まずルーの父ちゃんがトトロに似ているし(笑)、なにより「母親」の不在が作品に大きな影を落としていて、それがクライマックスのカタルシスに結実しているという点。
もちろんポスト3.11作品として観ることもできるが、そういうことはこの作品を前にあまり言いたくない。もっとパーソナルだし身近な話。
人は(そして犬も)皆孤独だということ。孤独にそっと寄り添ってくれるのは音楽だということ。
そこに見事に「歌うたいのバラッド」が呼応する。
書いてて思ったけど1作目のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにも通ずるテーマだなぁ。