なぜ時代劇は滅びるのか?という本を読んだ感想。 

時代劇がダメになった理由を、マーケティング、役者、監督、脚本家、企画、多角的な視点から分析してる。メディアでは語られない背景がわかって面白かった。
あと、現在あるものをただ消費してるだけだと、視聴者の断絶が起こるということが述べられているのですが、時代劇に限らず、他の業界にも同じことが言えるのでは?と思った。

個人的に最後の章が面白くて、一見すると粗雑な大河ドラマ批判がつらつらと続く。けれどもこれは、暗に、視聴者を批判しているように読めた。本当に言いたいことは隠しておく、ということなのか、映画的だ笑。

近年の大河ドラマは誰にでもわかるように過剰に説明的に作られていて、それが時代劇をつまらなくしている、という主旨のことが書かれている。
けれど、その大河ドラマの視聴率は良いらしいんだよね。だから、筆者が本当に言いたいことは多分、
視聴者は馬鹿にされてることになぜ気付かない?!
なんだと思った。自分の偏見かもしれませんが笑。

まぁそれはともかくとして、時代遅れにならないための努力って大切ですね。

なぜ時代劇は滅びるのか?という本を読んだ感想。 

@tacchan
そんな本があるんですね
「近年の大河ドラマは誰にでもわかるように過剰に説明的に作られていて、
 それが時代劇をつまらなくしている」
感じていたモヤモヤはそれか、と膝を打ちました。

その辺は大河に限ったものでもないですが・・

@amaprimewatcher 自分も最近知りました。この本のタイトルに惹かれました笑。
過剰説明問題は悩ましいんですよねぇ。
この問題は、町山智浩さん、高橋ヨシキさんも指摘されていて、時代劇に限らず映画、ドラマ、アニメ、漫画、お笑い番組全てにこの傾向があるとのことです。
でも、一般的な視聴者はこれらの過剰説明コンテンツに慣れ過ぎてしまって、興行的にウケちゃってるので、批判できない。
むしろ説明が無いと、今の視聴者は理解できない。

映画やドラマの関係者は、視聴者の読解力が下がった、ということは口が裂けても言えない笑。

出口の見えない、負のスパイラル状態なので、なんともできない、という点が歯がゆくもあり面白くもある。
なんでまとめてみました笑

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@tacchan
説明ゼリフだな と思った瞬間にもう興ざめする的なところはあります
自分にはイミフでも何を伝えたかったのだろうと思いを巡らせるのも一興だと

何から何まで説明では予め解説やネタバレ・あらすじ読んでから映画見るみたいなもので
それこそ味気ないというか観る必要あるかとも。

現代人は忙しく時間がないのでそのようなお手軽な感じの方がニーズがあるのかもしれませんね。

@amaprimewatcher 仰る通りで、忙しくて時間がないからなのか、映画に限らず、昨今は単純化、合理化至上主義ですからねぇ。

単純化、合理化は確かに良いことだけど、それだけでは満足できないのが人間だと思うんですけどね。

@tacchan
仰る通りです。

単純化、合理化の果ては空虚ではないかと
果てまで行かない程良きところで止まることを祈りつつ

少し前に本屋で立ち読みした 一分で話せ だか 数行で伝えろ だか(うろ覚え)
数ページ読んでそっと戻しました
あれがベストセラーかと思うと薄ら寒い気がしました

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