Celluloid Man (English - 2012)をNTFXで。
垂涎の156分だが日本語字幕は酷い。英語字幕で見た方がストレスはなかったはず。とはいえ、登場する人物の8割が英語をしゃべっているので、字幕がついているのは多分残りの2割だけと思われ、痛し痒し。固有名詞のカタカナ表記も酷いが、セクレタリアット(州政府庁舎)を事務局としているとか、一般的な翻訳にも問題あり。これは訳者というより愛のない発注・検品者が悪い。インドの映画人に対する「自転車泥棒」と「羅生門」の巨大なインパクトが分かって面白い。第一線の映画人が語り部として登場するのが壮観だが、ニーナーサム演劇学校との繋がりで、アーカイブの映画を見ることになったカルナータカのド田舎の農民の話が非常に印象的だった。この村人が語っていた「ふくろうの村」という外国映画が気になったのだが、ちょこっと検索しただけでは何もヒットせず。気になる。やはりPKナーイルの著書YESTERDAY’S FILMS FOR TOMORROWは何としてでも入手しなくては。