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Sudani from Nigeria (Malayalam―2018)をDVDで。 二回目。 

一回目に見た時と感想は大きく変わらない。やはり主人公の両親と隣家のおばさんの良い人っぷりが刺さった。冷静に考えると、婚期を逸しかけているとはいえ、30代末ぐらいにみえる主人公の親としては二人は老けすぎてるようにも思えるのだが。これがマラップラムを舞台にしたこと、ムスリム家庭としたことの必然性を考えた。たとえば舞台をパラあたりにして、クリスチャンのコミュニティーを描き、ナイジェリア人青年をムスリムにするというやりかたもあったかと思う。ただやっぱり、「貧しくても眼がキラキラ」感を出すにはマラバールだったかなとも。最後の方に発されるAs-salāmu ʿalaykumとwa ʿalaykumu s-salāmの対の台詞、これは字幕翻訳者泣かせだが、非常にシンプルで強力な殺し文句になっていたと思う。そうなるとやはりムスリム・ソーシャルでしか表現できないものだったかもしれない。

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