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Viswasam (Tamil - 2019)をイオンシネマ市川妙典で。初の2019年映画鑑賞。 

季節の縁起物としてのファミリー・エンターテイナー。アジットがのっしのっしと歩いて、ドーティーをたくし上げ、髭をひねるのをただ見惚れていればいいのだが、そこにナヤンが加わってアジットに上から目線で命令したりするのだから堪らない。訳あって使用人として妻の邸宅に出入りし、マダムとか言っちゃう恥辱プレイがいい。「妻は命じ、夫は従う、それが摂理だ」みたいなことを言うところで観客(95%タミル人)はバカ受け。ダンス、格闘、若干の教訓、センチメント、目新しいものは何もないのだが、アジットとナヤンがやれば2時間半の見ものになる。テーニの村祭りダンスシーン、アイヤナール(?)に御柱を立てる神事が面白かった。絵にかいたようなタミルの田舎の極彩色の祝祭の絵柄(ただしざらついた埃は丁寧に消去されている)の中で、ルンギダンスなんぼのもんじゃい、本場もん見せたるわいおらおらのドーティーまくりダンスが、ステップ的には素朴なものながらキュートで良かった。ただ自分にはVedhalamで見せた狂気が少しでもいいから欲しかった。

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