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〔Retrospective 18/09/10〕Ranam (Malayalam - 2018)をPVR Kochiにて。字幕なし。 

修羅の街デトロイト舞台の作品と言うことで知り合いと変に盛り上がってた。予告編で気になったイスラーム系の描写は実見したところほぼなかった。色んなレビューで言われてることだが、実際にデトロイトにインド系やスリランカ系が多いのが事実だとしても、それでもなぜデトロイトなのか?というのは残る。ある種の中二病的な「メランコリーやニヒリズムへの憧れ」から、スタイリッシュネスを指向しているのは分かるが、技術が及ばないと感じられるところが多数。ラフマーンの悪役はカッコいいが迫力不足。冒頭のカーチェイス(逃走した先がカープールで、森の中に隠れた格好になる)のシーンの終わりにカメラが引くところ、うまく言えないがともかくヘタ、ヴィジュアルな驚きがない。同じ硝煙系のアンダーグラウンド映画でも、バンガロールを舞台にしたTagaruと比べると、いかにもヴィジュアル優先で無理にこしらえた設定感がぬぐえない。あと、灰とダイヤモンドも若干入ってたな。

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