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『用心棒』(1961)をDVDで。 

偶然に始まった夏の黒澤・三船祭りもこれでいったん休止。前世紀に初見した時には思い至らなかったけど、これは時代劇・剣戟のモダニズム化の試みなのだな。洒脱な音楽と切れ味のいい編集とで、スタイリッシュな侍コメディを作るという。そしてヴィジュアル的には、同じころ萌芽し始めていた劇画のヴィジュアルを先取りしている。クライマックスの対決場面で、仲代を中央にした悪役が雁首をそろえる場面などが強烈に劇画を想起させる。絵柄優先の演出の一方で、刀で切られた人間が「痛いよお」と叫ぶようなヘンテコなリアリズムもある。インド映画好きとして眺めると、やはり本作の三船がパワン・カリヤーンを魅了したのであろうことがよくわかる。懐手で顔を顰めながら顎を擦るあの仕草、パワンは時々意識してやってるように思う。絶対に鏡の前で三船の真似の練習してるに違いない。eigadon.net/media/O5xdeFgWAZMw

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