Maya Bazar (Telugu - 1957/2010)を仲間と一緒に。
誰かと一緒にこれを見たのは初めて。ウケるところは時折予想外の箇所だった。ともかく、「綺麗な若い娘さんの中身がおっさん」というシチュエーションがどうしてかくも映画的に面白いのかを再確認。それから、レーランギのお笑いパワーもだ。演技する以前にその顔と体型で笑わせる。それから、退屈な親族の間の相談のようなシーンで、一々の台詞が「本筋」であるマハーバーラタへの言及になっており、そのあたりを噛みしめると味わいが広がる。問題はサンスクリット系の単語を多用した言葉遊びだが、こればかりはネイティブでないと味わい尽くせないものと諦めるしかない。しかし、それ以外の骨格だけ取り出してみても汲めど尽きせぬ娯楽要素の泉、細やかな芝居にも気づけるようになってきて、何度見ても飽きない。