Mathad Mathad Mallige (Kannada - 2007)をDVDで。二回目。
監督に会うことになったので見直し。ほとんど内容を忘れていた。初見の時は、その農本主義的メッセージの強さに驚きながらも、パッケージングのドン臭さに退いた記憶がある。今回見直してみると、そのドン臭さはあまり気にならなくなり、家族の描写の細やかさに動かされた。そしてナクサル闘争という一つの抗議手段と、最終兵器として出てくる断食というメソッドの対比の鮮やかさ。さりげなさのかけらもなく全編を埋め尽くす花のモチーフ。誰にでもお勧めできるものではないが、味わい深い一作。